こんにちは!rujiAです。

本日も、Starplat基盤搭載RUSMODの解説記事の続きを書きたいと思います!
(予告記事から間あいちゃって、ゴメンナサイ!)

00-00


■過去記事■
[Mod Analysis]RUSMOD (Starplat) vol.1


今回の解析記事も、Dicodesの記事同様に、VAPECHKさんに
提出したレポートベースで、書き足りなかったところを補足する構成で参りたいと思います。
では、早速コットンの空焚きテストから参りましょう! 


 
2.RUSMOD(Starplat)解析レポート

02-001


2-0.目次
02-002


2-1.Cotton Burn TestによるTC検証 
02-010
 
ひとまず、CBTについては当然のように出来ていますね。

当Blogで検証しているMODの中では焼けが強く見えますが、問題ないです。
これは検証用のコイルを、今まで3.5mm径だったのに対して、
今回は細めのコイルで組んでしまったためかな、と思っています。

01-00


CBTはコイル温度は同一でも、コットンの量等で焼け方が変わってしまいます
本テストで重要なのは、コットンの焼け方が、設定温度に応じて焼け方が強くなっているよね?
 →焼け方が強くなっている=ちゃんとTCしてるね!ってことです。


そういう意味で、本MODはちゃんとTCできており、問題ありません。

ちなみに、同一条件でHB40(DNA40)の結果と並べると、こんな感じです。

01-02

この環境だと、むしろ本MODの方が、DNAより焼けは弱めですね。


余談ですが、同じ設定温度でも、コットンが焦げる、このことはつまるところ、
コイル径や使用している線材の材質、太さ、使用するコットンに応じて、
温度の設定は適宜変えるべきである、ということを示している、と考えています。

言い換えると、たとえ設定温度と出力上限が一定であっても、
アトマやビルドの違いで、味が変わるということが言えます。

この辺の、「TCってこう考えて、運用するべきである!」的なことについては、
もっとフォーカスしていずれ別記事にしようと思っています。


2.-1CBT波形考察
で、出力出力がこちら。

02-011


…とりあえず、ものすごい高周波のノイズが乗っています。

しかしながら、ノイズの中心にある本来の出力と思われる波形は、
乱れがみられないことから、制御基盤上にはノイズはのっていないと推測できます。

すなわち、たとえて言うと…





「え?怪我?いや全然平気だよ!(ジュースこぼしちゃった)」
02-013


みたいな話です。(なんのこっちゃ!)

見た目がとても大変なことになってるように見えますが
笑顔で返信してくれてるってことは、
ほんとに大丈夫そうだね!良かった!的なこと…なのか?w
(ゴメンナサイ、いい例え&いいフリー素材が見つかりませんw)


ノイズについては後述しますが、rujiAとしては、
Starplat側には問題がないのでは?と考えています。
その証拠に、ノイズの中心にある、MODの狙い出力は
とっちらかっている様子がありません

ノイズもusecオーダーで上下しているので、
実際のコイルの挙動に対しても、悪さをしていない
考えています。


本Blogの解析の対象としてはMODの制御手法に焦点をあてているのですが、
こうノイズでガッチャガッチャしてると本来みたい波形がわからないので、
本記事においては、必要に応じてローパスフィルタを適応して
制御の分析をしていきます。


で、ローパスフィルタを適応すると、こんなかんじになります。


02-012 CBT Filt


注目すべきは、オレンジの点線でかこった、B-seq後の挙動です。
参考に、DicodesとDNA40ではB-seq後こんな感じになっています。

<Dicodes No.6>
02-014 Dicodes


<DNA40>
02-015 DNA


拡大して並べると一目瞭然ですが、
B-seq後最低電圧に一気に急降下してから急上昇しているDicodes,DNAに対し、
本MODは、最低電圧に突入する前に、出力が持ち直して再浮上しているような、
有機的な出力カーブを描いています。
02-016 DIFF


これは、本MODの制御設計は、

出力カットのような電圧急降下 = ミスト濃度が薄くなるから好ましくない

という思想で設計されていると推測しております。


また、昇圧時も、なだらかに再浮上するような動きであることから、
弱めのPIDゲイン+FF成分強めな制御設計ではなかろうか?と推測しています。


PID制御(FB制御)と、FF制御の協調制御という点で言えば、
Dicodesと同様ですが、本MODは、DicodesよりもFF制御の成分が
相対的に強そうな雰囲気です。


例えて言えば、

02-04

DNA40は、「加速も減速も全力!」レーシングカー




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Dicodesは、「加減速はゆったり!安定した挙動!」高級リムジン




で、本MODはというと…


02-017
「減速は基本回生ブレーキだぜ!」の、電車


といったところでしょうか?


それぞれ、思想の違い的なところがあるので、
一概に良し悪しは語れず一長一短な部分があるのですが、
本MOD(Starplat)は、より出力の変動が少なくしたい!という
設計思想なのだと思います。


上記思想は、Vapeの用途では、セッティングが上手く決まっていれば、
より味が濃くて、電池が長持ちする方向に貢献しそう
ということが言えます…けど、

私が吸った感じは、味の濃さは、

Dicodes >>> RUSMOD ≧ DNA40 

のような感じで、Dicodesに比べるとソコまで違う感じはしない
ただDNA40たまに急にミストが薄い感じになるのに対して、
本MODはそういうのがなく、相対的に味が安定している様に感じる、
といったところが実際です。


といったところで、コットンバーンのみならず、
若干具体的な制御の考察まで足を突っ込んでしまいましたが、
次回は、制御のもっと細かい部分について、
DNAの波形と比較してレポートの補足をしていきたいと思います!




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