VAPE MOD研究所

電子タバコのMODの計測と評価…というニッチなジャンルの日記

2015年11月

こんにちは!rujiAです。

今日は、珍しく、リキッドレビューをします!

今日本のVaperの間で話題のリキッド、
MK Lab こいこい(Koi-Koi)シリーズです!



DSC_1667


こちらは、何時もお世話になっている栃木県小山市の
VAPE POWER小山店さんに提供して頂きました! 


11/05日発売の本商品ですが、発売前からプロモーションとして、
有名なブロガーさん に配られたようで、VAPEブロガー界隈では、
かなり話題になっていました。


発売後も、「めちゃくちゃうまい!」と評判で、
実売店では、飛ぶように売れていて、今では入手が困難なんだとか…


私も、「ぜひ吸ってみたいなぁ…」と思ってはいたものの、
私の住んでいるあたりには、実売店もなく、残念に思っていました。

そんなところに、VAPEPOWER小山店さんに、

「rujiAさん、リキッドレビューなんか興味ありません?」

と、神様のようなお声を掛けていただきましたので、
うおー!なんという渡りに船!!と思い、

「安西先生…Koi-koiが…吸いたいです!!!!」

と、最後にビックリマークが沢山ついちゃって、
ミッチー随分食い気味だなぁ、と安西先生に少し引かれちゃう
ようなテンションでお願いし、実現したのが今回のレビューでした。
(なんのこっちゃ)


というわけで、早速レビューです!

1.霧流れ Misty Draw
DSC_1696


 霧流れは、公式の説明文を要約すると、
バニラメロン爆煙」と言った感じです。

他のブロガーさんのレビューでは、GVCを彷彿とさせる甘さ!のように
表現されていることが多かったので、あまあまなリキッドなんだろうな、と思っていました。

で、早速すってみました。
吸う前に、Rasta52でニコチンを若干添加して、
1週間ほどステープさせました。
吸った環境は、EHPROのBillow V2の1.14[ohm]を、
Koopor miniに乗せて、25Wで吸いました。

実際吸ってみると…

意外と 甘さは控えめ

かと言って物足りないわけではなく、すっきりしているんだけど、
味わい深い、自然な甘さが口の中に広がります。

口の中にいやらしく残るような甘ったるさは全然なく
すっきりしているので、どんどん吸えます。

私が感じた味わい深さは、様々なフレーバーが
複雑に絡み合いながらも、VGと協調して実現しているんじゃないかな、と
思いますが、その中でも、バニラとメロンが少し存在感強めです。

そして、VGヘビーのため、ものすごい爆煙です!

なるほど、たしかに、バニラ+メロン味ですね。
但し、それだけの風味じゃない感じがあります。

バニラとメロンは間違いなくエースですが、
ほかのフレーバーとのチームワーク
それから、VGの甘さへのつなぎ方がうまいです。

とっても美味しいです!


2.雨流れ Rainy Draw
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こちらは、公式サイトを要約すると、
バニラドラゴンフルーツ甘さ控えめ」といったかんじです。

ドラゴンフルーツは、一回だけ見た目が面白かったから
スーパーで購入して食べたことが有りましたが、
あまり味の印象がない私です。

伝え聞いた話では、本当に旨いドラゴンフルーツが食えるのは、
とれたての状態が食える原産地だけなんだとか…

まぁ、そんなわけで、私がドラゴンフルーツの味の再現度の評価を
行うには、あまりに役立たずなわけですが、
こちらも若干ニコチンを添加してステープさせてから
早速すってみました。 

吸った環境は、霧流れと同じく、
EHPROのBillow V2の1.14[ohm]を、
Koopor miniに乗せて、25Wです。


…たしかに、ほのかに甘いです。
甘さの系統は霧流れと同質に感じますが、

誤解を恐れずに言えば、フルーツ感は全く感じません

それよりも香ばしさが加わったようなのようなしっとりとした甘さ

似ているのは、良いパン売ってるパン屋さんの
しっとりしたホテルブレッドを、ふわっとする程度に焼いた
トーストのような甘さ
です。


飽きが来ない、優しい甘さですね。


3.Koi-Koi 総括 

どちらのKoi-Koiにも共通して言えることですが、
しっかりと、確かに甘いのだけれども、
あっさり優しい甘さです。

VGの持っていると言われる、
自然な甘さを感じられるように、意識して調合している
んじゃないかな、と思います。

奥ゆかしい甘さに、なんとなく、侘び寂びのような、
和のテイストを感じます。

フレーバー多めで、"ザ・激甘!"みたいにしちゃうと、
主人公ばっかりのワンマンな味になりがちですからね。 

その点、Koi-Koiは、チーム全体がまとまっていて、
個人個人の能力が高い、スタンドプレーの先にあるチームプレーといった、
湘北高校のようなリキッドではなく、
基礎をしっかりして、全体のレベルは高いし、エースもいるけど、
あえてそれぞれが突出しない、
山王工業のようなレベルの高いリキッドだと思いました。

【余談】
実はrujiAは、山王工業のモデルになった、某工業高校が出身校だったりします。
ま、帰宅部でしたけどね。w 

凄くおいしくて、毎日吸いたくなるkoi-koiですが、
マイナスな面もあります。

ガンクがすごいんです。

この画像は、ワンタンク霧流れを吸い終わった後のデッキです。
DSC_1700
 

ガッツリガンクがついちゃって、最後の方は味も結構変わっちゃうんですよね…
複雑な味わいなリキほど、薫りを出した後の不純物が多いのか、
ガンクがたくさん付く傾向があるように感じます。

でも、大丈夫!ドライバーンして、歯ブラシで磨けば
綺麗になります!

DSC_1703
 
と、いうわけで、私はRTAで吸いましたが、
Koi-Koiを吸うときは、ドリッパーで吸って、ガンクがつくたびに
コットン交換&ドライバーンをしながら吸うほうがおすすめです。

仕事から帰ってきた後のリフレッシュタイムのお供に、
甘さ控えめの紅茶と一緒に、お気に入りのドリッパー で、
Koi-Koiを楽しむ…

そんな優雅な運用方法がよさそうですね。 


ガッツリ濃い味のリキッドにどっぷりハマっているほど試して欲しいリキッドですね。
また別の方向性を感じると思います。


お近くの方は、 ぜひ、VAPE POWER小山店にどうぞ!
在庫が気になる方は、LINEで直接お問い合わせ頂ければ、
店長さんが、直接教えてくれます!
VPO

 






こんにちは!rujiAです!

今回は、Elea社fのiStick TC 40Wの解析を記事にさせて頂きます。

01

このiStick TC 40W(以下iStick40または本機種)は、Twitterで何時も仲良くさせていただいている、
うふふのけいちゃんに、8月にあったJapan Vape Meet2015で提供して頂きました。

けいちゃん、何時も有難うございます!
そして、3ヶ月も引っ張ってごめんなさい…。

今度、うなぎパイ送らせて頂きます…。



1.iStick40概要

本機種は、小さいVW MODとしてVaperの間ではおなじみの、
iStick20iStick30のメーカー、Eleaf社の製品になります。

私も、3つ目に購入したMODには、iStick20でした。
小さい割に、堅牢な作りで、そこそこ気に入っていましたが、
サブΩ対応していなかったことも有り、Vapeに興味があった
後輩に譲りました。今でも元気に最前線で活躍しているようです!

本機種の詳しい事はVape Biginerさんの秀逸な記事
参考にしていただくとして
、(w)特徴は、
なんといっても、小さい!TC対応!そして安い!事でしょう。
日本の店頭価格でも、5千円を切ることが珍しくない本機種、
そして老舗メーカーEleaf社の製品ということで、
TCの実力にはとても興味がありました。

それでは、早速解析記事に入りたいと思います。



2.【波形解析】 Ni向けTCモード

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計測用実負荷は、コイルはNiのコイルで行いました。


では、早速計測波形です。

【Ni-TCモード波形】
 目標温度:300F
DS0009_300F

 かなりノイジーな波形ですが、いやぁ、驚きました


 Kangxinの基盤のような、出力のハンチング全くありません
 

DNA40
とくらべても遜色が無いほど、安定した出力波形です。 
とても良く制御系がチューニングされているのだとと思います。 

当然、出力設定を上下に振ると、
ソレに応じて出力波形も変わります。

300F設定の出力波形と
250F設定の出力波形を、
ノイズを除去して重ねあわせて比較してみました。

下の画像の
黄色が300Fの波形
マゼンタが250Fの波形です。 

【300F設定と250F設定の比較】
001 300F(Y) vs 250F(M)

目標温度を下げると、その分出力電圧が下がって
それでも安定したハンチングしない波形であることがわかります。 

Eleafの設計者は、evolvのようにしっかり時間を掛けて
開発した
のだと思います。
いや、むしろ後発製品故に時間を掛けたのか…

「打倒evolv! 打倒YiHi!俺たちは安かろう悪かろうじゃねぇぞ!」
という設計者の魂の叫びが聞こえてきそうです…。

コレを見た時、私は、
このMOD、安売りすること無いのになぁ」と思いました。

 …いい仕事してますね。

息吹きかけテスト

当Blog毎度恒例、息の吹きかけテスト(カッコイイ呼び方募集中w)です。

コットンを抜いて、空焚きしているコイルに対して、
息を吹きかけてやった時の出力電圧から、
制御のレスポンスを評価するテストです。

【息吹きかけテスト波形】
002 300F息吹きかけ


ピンクの点線で囲った部分が私が息を吹きかけた箇所になります。

きちんと、息を吹きかけた瞬間に出力が昇圧されています
1回めと2回めでは、
「フッ…!フッ…!」
と短めに息を吹きかけて、
3回目と4回目の時は、

「フーッ!…フーッ!」と、
長めに息を吹きかけましたが、
ちゃんと吹きかけ方に応じて、一瞬だけ昇圧したり、
少し尾を引くように昇圧したり
していますね。

レスポンスも何の問題もありません。

いいっすね! 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/閑話休題:MOD研究所的TIPS_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[波形の安定と、レスポンスの話]
"出力のハンチングが全く無い"や、"安定した出力波形"で、iStick40は
セッティングに時間をかけている良い制御だ!、みたいなことを書きましたが、
一概にはそうと言えない時があります。

Feedback(FB)制御においては、「安定性」と「レスポンス」は
相反関係にある
と言えます。


つまり、レスポンスをかなり諦めることで、安定した出力波形は
簡単に実現することが出来ます。
(具体的には、FB制御の基本である、PID制御のP項をかなり弱めに
設定する)
しかし、その場合、eGo one VTのレポートで書いたように
「御年85歳のシルバードライバー」のように、環境の急な変化に
対応できない、トロトロしたシステム=レスポンスが極端に悪く
外乱の変化に弱い特性
になります。

すなわち、真の良い制御は、
・ハンチングの少ない安定した出力波形
・レスポンス
の2つが両立出来ている特性であり、
本Blogで行っている息吹きかけテストは、
そういった手を抜いている制御を見ぬくことが出来ます。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/閑話休題終わり_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/



3.【波形解析】 Ti向けTCモード
 
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少し前にTwitterでMonsto660@DQMSL@VAPEさんが
海外フォーラムから情報を仕入れて話題になった、
iStick40の隠しモードTiモード。

まさかのiiStick40の隠しモードの存在に、
Twitterでは盛り上がりました。 

Tiモードのアンロックの仕方は、

①電源off状態で、UPボタンとパフボタンをおしたまま、20sec待つ。

②電源onした際に、モード切替ボタンを長押しすると、
VW→Ni→Tiと切り替わるようになる。

です。詳しくは、ネタもとの書きForlumを御覧ください!

Oh Yes ... hidden Ti mode@Fasttech
ISTICK 40 TC SWITCH FROM NI TO TI MODE.@PLANET OF THE VAPES


 
なかなか粋なはからいですね!
ただし、公になっていない機能なので、
"でも,どうせ表示だけなんだろー?"なんて、海外でも話題になっています。

では、計測してみましょう!

計測方法は、上記Niの解析でで使用したコイルと同じコイル(もちろんニッケル)で、
同じ設定温度で空焚きしてみて、出力波形を比較しました。

 【NiモードとTiモードの波形比較】
マゼンタがNiモード
黄色がTCモード
です。
151115-00 Ni(Y) and T9(S) compare

途中まで、全く同じ昇圧波形ですが、
電圧の降下するタイミングと、波形後半の安定後の収束電圧
異なります。Tiの方が低い出力で収束しています。

チタンは、ニッケルに比べ、温度変化に対する抵抗値の差が低くなる
特性を持っているので、辻褄はあっています。

実際に、Tiのコイルで使ったことはないのですが、
私から言えることは、iStick40のTiモードは、
ほぼ間違いなく、チタンコイルによるTCに対応していると思います。

(他にTi対応のMODが手元にお爺ちゃん制御のやつしかないので、
"思います"って話ですが…
いずれ、Ti-TCに定評のあるメーカーと比較したいもんです。) 


…しかし、なぜ隠されているのだろう?

[予想1]技術者の自己満足でこっそり入れたモードだから
 
[予想2]実は、同一基板でiStick40V2として、TC対応のモードを出す予定だった。
でも、そうすると旧iStick40がお店で不良在庫になっちゃうから、
その救済処置で入れておいた。

の、どっちかじゃないかなと推測します。
なんにせよ、消費者の私からしてみたら、
Eleafの制御担当者、グッジョブです!!

「配線一本切れば、馬力規制解除!」する某メーカーの乗り物 みたいで、
こういう裏ワザ、私大好きですw



4.iStick40まとめ

iStick40を一言で言い表すと、
はっきりいって、出来過ぎたMODです。

 
安い、

小さい、

ちゃんとTCする、

しかもTiにも対応している。

個人的にはDNAと肩を並べるどころか、
完全に勝っていると思います。

特に、小さい点、安い点、それから電池内蔵である点は、
入門者向けのMODとしては、これ以上にない魅力でしょう。

しかも、どっぷりはまってからも、
サブ機として生きてくるキャラクター。

沼の住人の方も、脇差し代わりのもしもの1台として
購入しても、損はない逸品だと思います。 

Vape shopさんの立場でも、
在庫としては、最高の商品だと思います。
これから始める方にオススメ出来る機種ランキングの
ぶっちぎりの1位です。(当社調べw)

これに、SUBTANK miniでも一緒に買わせたら、
最初からゴールみたいなもんです。

いろいろめんどくさくないし。

煙草に対して代替したい初心者の方
「オススメないですか?」と聞いてきた際に、
正に知りたいのは、本機種、iStick40で間違いないと思います。


惜しむべきは、電池内蔵かつ小型ゆえのスタミナ不足ですね。
波形に沢山ノイズが乗っているのも、気になっていましたが、
それも、小型ゆえに犠牲になった点だと思います。
でも、吸ってて感じるようなものではありません。

スタミナと、ノイズを強化した、18650の並列供給に
対応した本MODの兄弟機種が出れば、すべて解決するでしょうが、
旧iStickシリーズとほぼ同サイズであることからも、
この小ささは、Eleafの譲れない拘りだったんでしょうね。

その制約がなくなったTC60は…
上記弱点も克服された、最強機である可能性があると思います。

06 TC60





いやー、それにしてもすげぇわ、Eleaf…

以上で、iStick40の解析記事を終わります。




【次回予告】
次回の解析対象は、KOOPOR miniの予定です!…が、
その前に何時もお世話になっている
Vape Power小山店さんから、今話題のkoi-koiの提供をしていただきましたので、
珍しくリキッドレビューを行おうと思っています!

まだ吸ってないのですが、とても楽しみです!

あと、本記事を書く際に、iStick解析中に、「コレは!」と思ったけど、
マニアック過ぎて取りやめたボツネタが少し有りますので、
こちらも、時期を見て記事にするかもしれません。

こんにちは!rujiAです!

今回の記事は、Blogの更新を少しお休みしている間に入手いたしました、
新機材達、4種類のご紹介をしたいとおもいます。 


では、早速どうぞ!


1.USB電圧電流計測機
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まずは、ショボメの奴からということで

この機材は、その名の通り、USBポートの電圧と電流
デジタルで表示してくれる計測機です。

今度からは、この機材を使用して、USB充電ポートが付いている
MODの充電能力を評価することができます。

充電ポート近くに、ドヤ顔で"MAX Current 2A"なんて書いてあっても、
実際は 0.5[A]も流れないような機材もあるので、
この機械でそういったところを見れたらいいなと思っています。




2.[バッテリー充放電器] OPUS BT-C3100
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 こちらは以前Act Vapeさんでもレビューされていた製品になります。
機能や使い勝手は、下記リンクのAct Vapeさんが詳しく解説してくださっているので
本Blogでは割愛致します。

BT-C3100 V2.1 BY OPUS REVIEW PART1

BT-C3100 V2.1 BY OPUS REVIEW PART2 

 
私がこの機材に惹かれ、購入した理由は、充電器の中では珍しい機能である、
電池の内部抵抗計測機能放電機能 が搭載されているからです。


放電機能では、本機材が、バッテリー電圧が2.8[V](←一般的な
Typical電圧3.7[V]の電池の下限電圧と言われている電圧)に
なるまで、放電してくれます。

この放電のあと、満充電まで充電してくれる、
バッテリーリフレッシュ機能を使用することで、その電池の
本当の容量は、何mAhなの?ってのを計測することができます。

この機能を使って、Vapeを始めた頃に中国から個人輸入した、
AWのパチモノバッテリーや、5000mAhって書いてある
ICRだかIMRだかわからない電池の評価なんかも、記事にしてみたいと思います。
 




3.[オシロスコープ]TEXIO  DCS-2074E

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こちらは、念願の有名メーカーのオシロスコープです。
Vapeを始める前から、今まで、何度も、ちゃんとしたメーカーのオシロを、
買おう…買おう…と思っていたのですが、なかなか手が出せずにいました。
(すごく高いので…)

しかし、現在では、当Blogも、いろいろな方に受け入れていただき、
読者の方や、「何時も見てます!面白いです!」といってくださる方、
応援してくださる方や、解析対象を協賛して下さる方、企業様なんかも
有り難いことに、たくさんおります。

(ブロガーの皆さんは、みんなそうだと思うのですが、
コメントを頂けると本当に、嬉しくて、モチベーションあがます。
この場を借りて、お礼を言わせていただきます。ありがとうございます!)

こんな私のニッチなブログに、目を通していただけるなら、
もっとちゃんとした機材で計測したほうがいいよな!うん!と、 
(自分に言い訳して)購入を決意するに至りました。 

これまで使っていた、中国製USBオシロスコープも、 MODの解析の用途なら、
必要十分な性能だったのですが、安さゆえなのか、
波形をCSV形式に保存する機能がいまいちイケてなかったり、
なかなかかゆいところに手が届かない感じでした。

その点、本オシロスコープは、CSVにバシッと保存してくれるので、
CSVビューワー等を使って、後から昔計測した波形を解析することもできます。

CSVファイルは、もちろんエクセルで読める形式ですから、
今度からは、解析依頼品のMODのに関しては、
依頼主の方に、データをCSVでお渡しすることもできます!

ちなみに、Vapeを計測するなら、2CH以上のオシロスコープである必要は
全く無いのですが、4CHである、本機種を購入した理由は、
Vapeではないもう一つの趣味の用途のためです。


…と、ちょっと置いてきぼり感がでてきたので、オシロの解説はこのへんで。w
ちなみにこれまで使用していたUSBオシロスコープは、Vapeのイベントや、
ミーティングの際に持参いたしますので、「このMODちょっと計測してほしい!」
て人がいたら、その場でちゃちゃっと計測できちゃいますよ!
 

4.大容量スライド抵抗機 

今回購入した機材の中で、こいつが一番の異質な製品だと思っています。
だって、充電器やUSB電流計は言わずもがな、オシロスコープだって
電気物の趣味をどっぷり嗜んでらっしゃるらっしゃる方だったら、
持ってることが、そんなに珍しく無いでしょうけど、この機材は…

個人でこんなの買う人いるんだろうか?と、買った自分でも思います。


で、なんなのそれ、というと、所謂可変抵抗器の一種です。
オーディオのボリュームでよくある、丸くてくりくり回るダイヤルなんかが
その代表例です。

でも、違うのは対応出力値。オーディオのボリュームなんかは、
0.125[W]だとか、高くても精々、数W程度までの電力にしか対応しておらず、
15[W]でも低出力、と言われるような今時のMOD向けの
コイルの代わりの実負荷として利用することはできません。

しかし、こいつは、大容量!最大480[W]まで計測できます!
メーカーに確認したら、数十秒くらいなら、もっといけるとも言ってました。

これなら、今話題のEvolv DNA200でも、
沼やんから提供してもらった、モンスターMOD(260W…でしたっけ?w)
でも、安全に計測できます!


なんてったって、そう!

大容量ですから!



見た目もネっ! 




DSC_1656
 
…おわかりいただけますでしょうか?

デカイんですっ

この画像で鎮座している物体の右端に
チョコンと佇んでいるのは、Mother's Milkの瓶です。w


しかし、上限W数をかなりマージンありにしてるとはいえ、
安全に計測するとなると、こんなにデカイ実負荷が必要になるんですね…

届くまで、私も知りませんでした。www


…しかし、こんな実負荷が必要なのに、
今時の高出力のMODは大きくても手のひらサイズなんだから、
クラウドチェイスがどれだけリスクが高い競技なのか、
というところを、実感致しました。

私は、30Wもあれば、大体十分です。w



では、次回のMOD解析からは、
上記の機材を使って更新していきたいと思います!



■次回予告■
ちなみに、次のレビューは、
ちょっと旬が過ぎてしまった感もありますが(けいちゃん、ごめんなさい!)、
iStick40のTCを解析してみようと思っています。

MODはその後iPV4の解析を、と考えていますが、
個人的に興味があって購入したKooporがそろそろ届くはずなので、
iStickの次は、どっちやろうか迷っています。

じっくり使い倒してから、解析、考察する本Blogの性質上、
普通にやってたらKooporも旬が過ぎてしまいそうなので、
先にKooporのレビューを先にしようかな~と、今のところ思っております。


ちなみに、MODの他にも、いつもお世話になっているVape Power小山店さんが
リキッドや周辺消耗品を提供して下さるとのことなので、
そちらのレビューもやっていく予定です!

ご期待ください!

 

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