VAPE MOD研究所

電子タバコのMODの計測と評価…というニッチなジャンルの日記

2016年05月

こんにちは!rujiAです。

本日は、日本の中部地方の一部Vaperの間では、密かに人気のMOD! 
LAISIMO社 S3のレビューと解析を行います。

00-00TOP


1.概要 

LAISIMO社 S3は、最大出力200WのTC-MODです。

LAISIMO社といっても、馴染みのない方がほとんどだと思いますが、
最近人気のSnow WlofのMODを製造しているメーカーになります。

私は、本MODを下記海外サイトのMOD紹介記事で発見致しました。


もともと、VaporFlaskのような、吸いながら見れる
天井液晶で2本バッテリーのMODが私のツボだったのにプラスして、
メタルな感じがなかなかカッコイイ!とおもい、購入に至りました。

簡単に特徴を書くと、

・天井液晶
・18650デュアルスタック
・最大出力200W
・TCは、Ni200、チタンはもちろん、ステンレススチールにも対応。
・そしてなんといっても、製品は見た目かっこいいの!
・それでいて安い。

といったところでしょうか。

詳しくは、まちゅりさんの秀逸な記事を参照しましょう!w

LAISIMO S3 200W TC MOD 【VAPE・MOD】@まちゅられ


ちなみに、見た目のクオリティの高さから、
静岡電子煙草協同組合のメンバー全4名中、
3名が所持しており、
メンバー間では、"公式MOD"の愛称で呼ばれています。w


2.見た目等

箱です。
 
02-00

200W!の表記が誇らしげです。



裏側。スペックなどが書いてあります。

02-01



箱も結構しっかりしていて、化粧箱の蓋が磁石で
パチンと閉じるタイプです。


本体を見ていきましょう。

最初に結論から言いますが、
値段を一切考慮しなくても、恐ろしく質感がいいです。

6倍以上の値段で買ったTHINK VAPEのDNA200を完全に上回っています。w

02-02


バッテリー蓋は、マグネットタイプ。
こちらもパチっと収まって、全くがたつきが有りません。

02-03


大きさは消して小さくは有りませんが、
角が丸みを帯びていて、手によく馴染みます。
私は成人男性の中ではかなり手が小さい部類ですが、
良好な握り心地だと思っています。

02-04


ボタンはパフボタン、プラス/マイナスボタンともに側面についていて、
吸いながら持ち替えることなく操作ができます。
かなり考えてデザインされていると思います。


02-05



3.出力計測結果

03-00


では、毎度おなじみの出力計測結果です。
これだけ見た目や箱が凝っていると、
出力結果はどうなのか気になりますね。

かなり不安?いやいや、逆に超期待ですよ
(ゲテモノ的な意味でw)

では、いきましょう。

3.-1【TC】コットンバーンテスト

まずは、基本ということでコットンバーンテストしてみました。

結果はこちら。
03-10


お、ちゃんと設定温度に応じて
コイルの温度が変わってるっぽいですね~!

TCはできていると判断できます。
 
まぁ、このへんは序の口といったところか…

CBT時の波形がこちら。
03-11


当然ながら、設定温度に応じて、出力収束線も変わってそうです!
優秀~!!

…と、いいたいところですが、一点気になった点が。

こやつ、プリヒート後のカットオフをしていませんね。

参考に、DNA40のコットンバーン時の波形を載せておきます。

03-12DNA


上記画像のオレンジ線で囲った部分ですが、
出力が一定時間0[V]近傍に有ります。

これは、MODがプリヒート時の温度変化量から、
「うわ!温度上るの速すぎ!ヤバヤバ!!!」てなかんじで、
出力をカットオフしていると予想されます。

しかし、本MODは、そういったカットオフの形跡が有りません。


カットオフのロジックを実装していないのかなぁ…とも思ったんですが、
350[degF]設定時に、途中で謎のカットオフをしています。(下記画像オレンジ点線内)

03-13 350F


推測ですけれども、ソフト上でのカットオフの条件に、
不都合な構成があるのではないかと思います。

実使用時に生じる困りごととしては、
ドリッパーでTCを使用していると、
正常にカットオフが働くMODと比べて、イガり易くなることが予想されます。


まちゅりさんがBlogで書いていた、
"OVERTIMEになるまで加熱し続ける"と言うのは、
この部分を感じたのだと思います。


なので、味が薄くなったら、粘らずさっさとリキチャしましょう!


3.-2 温度フィードバック(TC)評価

TCの計測評価です。
目標温度250[degF]でひたひたにリキッドに浸したコットンで
計測しました。

参考に、同環境でTCを行ったDNA40の波形と重ねあわせてみます。

シアンが本MOD、LAISIMO S3。
黄色がDNA40です。

03-20 S3vsDNA


びっくりするほど似ています。w

むしろ、気持ちLAISIMOの方が安定傾向にあるかも?
 

LAISIMOもevolvの制御をお手本に制御設計したんでしょうね。

ここまで似ているということは、TCRの設定値も、
DNA同等のものが入っていると思います。

つまり、TCはかなり優秀です!

ちなみに、本MODはプリヒート時のリミット出力を指定できないのですが、
本環境ではおよそ40[W]程度であると推測できます。


3.-3 Breathing Test

当Blogでお馴染みの、息吹きかけテストです。
03-30


赤い点線で囲った部分が、私の息の吹きかけに
応じてMODが昇圧した箇所です。

こちらは、DNA40と比べると、
昇圧が遅くて、降圧がDNA同等という特徴があります。
 
多分、上記で載せたTCの波形を踏まえて考察すると、
昇圧と降圧でPID制御のゲインを持ち替えているのかなぁ、
という感想です。

DNAに比べて、昇圧時はD成分が弱めで、
高圧時はPIDともにDNA同等、といったところでしょうか。

D項は扱いにクセみたいなものがあって、
しくじると瞬間的に出力が上がってしまうので、
ビビって安定方向に設定するべく、弱めにしてるんだろうな、と思います。
(個人的には気持ちはよくわかります。w)


3.-4 VW評価

お次は、VWの計測評価です。
ハーネス抵抗込で0.647[ohm]の実負荷に対して、
計測を行いました。

03-40


MODの上は0.6[ohm]になっているので、
およそ0.05[ohm]ほど低めにズレがあります。

まぁ、承知で使うなら問題ないと言っていいレベルでしょう。


まずは、最低出力の5[w]から。

03-41


安定している波形だと思います。

平均で実出力1.8[V]ですので、実測で5.0077[W]ですね。

優秀優秀!


次に、MAX出力!…と言いたいところですが、
まだ当研究所の治具が200[W]に対応できる環境でないので、
ギリギリ安全に計測できる60[W]で計測致します。

03-42 60W


こちらは、平均で6.12[V]ですので、
実測で57.89[W]ですね。


こちらも優秀だと思います。

VWはも、60[W]までなら、かなり優秀です!

やるなLAISIMO!


4.総括LAISIMO S3

どうでしょう?

この性能で$40切りですよ!

私は、別の商品が品切れでそのお詫びの
クーポンコードがあったので、$16で買えましたw

これで、この性能、そして外観のクオリティですよ!

私的には大満足の逸品です。


このクオリティ、この価格で量産できるってのは、
LAISIMOやりますね、と思わざるを得ないといったところです。
 
一点残念なのは、出力が箸にも棒にもかからないくらいの
ゲテモノを期待していたのに以外に超まともだったこと
USBチャージが出来ない点ですが、スタックとはいえ18650が2本で
1日持ち歩くには十分電池がもつし、その分安くなっていると思えば、納得です!

(バッテリーチャージャー持ってない人は、
 Nitecoreとかちょっといいチャージャーも一緒に買っちゃいましょう!)


さて、LAISIMOに限らずですが、最近の中華MODは、
昇圧も降圧も、リニアDC-DCコンバータなやつが殆どだし、
TC中にハンチングするような波形のものは殆ど無いし、
レベルがかなり上がっていることを実感しました。


制御のレベルは、安い中華オーセンメーカーでも
DNA40に追いついていると思います。

私的には、ある程度熟成した今から、
各社中華オーセンメーカーがどの様に独自進化させるか、
とっても楽しみです!

さぁ、ここからが本当のTC制御戦国時代だぜ!!

(とかいって、例のEvolvパテントやFDA規制問題で一斉に撤退したりして。w)


こんにちは!rujiAです!

本日は、ちょっと変わったVape関連Goods、
Personal Air Filter Smoke buddy(スモークバディ)のレビューを致します!

 DSC_0065


こちらは、いつもお世話になっているVape Power小山店様から、
ご提供いただきました。ありがとうございます! 


1.概要

スモークバディは、パーソナル・エアフィルターという名の通り、
個人で使う空気の濾過器です。

有り体に言うと、Vaping時に、自分の吐くミストを消してくれます。

噂によると、普通の煙草のユーザーさんでも、
女の子と飲み屋で飲む際なんかに、気を使って
使用している方もいるみたいですね。

煙草よりも副流煙の害が少ないと言われているVapeですが、
それでも、「甘い匂いが嫌だ」という非ユーザーさんもいるし、
爆煙過ぎて目立って困るような場面も有ったりもします。

そういった時に役に立ちそうなアイテムなわけですね。


2.見た目など


パッケージは、こんな感じです。

DSC_0015



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アメリカ雑貨やフィギュアによくあるプラのパッケージですね。
どうでいいですが、私は、毎度この手のパッケージはどうやって
開けたら良いのか小一時間悩んだすえに結局ハサミで開けます。w

(正しい開け方を存じている方がいらっしゃったら、教えてくださいw)

使うときは、コードにつながっている上下のキャップを開けて使います。

DSC_0066



↓口でくわえる側

DSC_0068


↓濾過された息が出て行く側
 
DSC_0069
 


ちなみに、構造は活性炭の粒が中に入っているようで、
シャカシャカ振ると、たまに炭の粒がポロッと出てくることが有ります。w




3.使用した感想

で、実際に使ってみました。

結論から述べますと、
ドリッパーでガンガンに焚いたモーモーなミストが、完全に消えます!! 

活性炭すげぇ!!


ただし、ものすごい吐くときのドローが重いです。

どのくらいかというと、私は普段吸いだと、肺に溜めてからミストを
吐ききるまで、およそ3秒ほどかけて吐くのですが、
本製品を使うと、どんなに一生懸命吐いても20秒以上かかります。

なので、普通に吸ってこのスモークバディを使って吐こうとすると、
咽やすいミストだと、途中でむせてしまって、ミストが漏れてしまいます。w


かたや、むせる前に吐き切ろうと頑張り過ぎると、
口の張力が足りない部分から、煙が漏れてしまったりもします。

なので、実際の運用する場面においては、普段より浅めにVapingする必要があります。


それから、吐く際に鼻にミストを通さないためか、本製品を使うと、
吐くときに感じる風味が劇的に弱くなります。


正直、使わないほうが美味しいです。w
 

 
4.総括

非常にユニークな本製品ですが、実はかなり重宝させていただいております。w

どう重宝しているのか、を説明するために、
コレまでの私の職場でのVaping環境を説明する必要があるでしょう。


殆どのVaperさん方がそうだと思いますが、
私は、外でVapingするさいは、喫煙所で吸っています。

職場でも同様ですが、普段作業している建屋にも
野内喫煙スペースはあるものの、煙草ユーザーさん方の中には、
甘い匂いが嫌だという方もいるだろうと勝手に考えて、
狭い屋内喫煙所に私の吐いたミストが充満しないように、
普段の私の作業場から、徒歩で往復10分ほどの
距離にある野外喫煙所までいって吸っています。

ところで、私の職種は、PCの前で長時間作業することが多い職業でして、
労働基準法のVDT作業の観点から、概ね1時間程度の業務に対して、
10分程度の休憩
が認められています。
まぁ実際にはそんなに頻繁に休憩なんか取れないですけどね。

ところがどっこい、昨今の嫌煙ブームの影響で、
全社の喫煙所は、午前中の特定の15分と、お昼休みの45分、
午後中の特定の15分
しか使用してはいけない決まりになっています。

だから、休憩は認められているのに、上記時間以外はVapeが出来無いッ…!

 
今までは、まぁしょうが無いねと諦めていましたが、
仕事がどうしても煮詰まり気分転換したい時や、
逆に集中して仕上げた成果物が完成した際等、
どうにか吸いたいなぁ~…と思っていたときが有りました。

察しの良い方は既におわかりかと思いますが、
そう…本Goodsを手に入れてからは、
そんな時、トイレでコソッと吸っています。w


Vapeはこの記事を書いている現在、
運用に対して、法律や条例で何かの規制の
対象となっているわけでは有りません。

だから私は、 ざっくばらんに言ってしまえば、
"悪目立ちせずに、誰かに迷惑をかけていなければ、
 どこでどの様にVapingしても良い"
という様に考えています。

そういう意味では、普通にVapingするときに比べれば、
味は劣ってしまうものの、Vapeできる場所の選択肢を大幅に増やしてくれる
本製品は、私にとって今では必需品となっております。



といったところで、非Vaperの方の前で吸う際に配慮したいんだ!という
優しさにあふれている貴方や、
私のように、訳あって煙を出さずにVapingしたいんだという
命知らずなチャレンジャーな貴方(※)には、試す価値のある逸品だと思います。 



※注意_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
 念のため書いておきますが、火災検知器の種類によっては、
 本製品を使用しても、異常を検知して、
 貴方に対して大変な事態を巻き起こしてしまう可能性があります

 (要は、警報機がなって、ものすごい怒られる上に、
   "中毒トイレ野郎"等のアダ名で陰口される、等w)  
 従いまして、当Blogではそういったトラブルが予想される場面での本製品の使用は、
 決して推奨しない
し、もしなんかあっても、「大変でしたねw」と一声労ってあげること
 くらいしか出来ないので、ご承知ください。 
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


ご興味が有る方は、是非Vepepower小山店でどうぞ!
遠方にも通販対応してくれるので、Lineで相談してみてください。
VPO

  


こんにちは!rujiAです。

本日は、巷で話題のJoytech社 eGo AIOの レビューを行います。

DSC_0044


本Vape gearは、海外のVAPEショップ
HEAVEN GIFTS様に提供して頂きました!
HGlogo


Thank you very much for the this offer!


なんですけれども…、

本スタータキットのレビューをするに至った経緯としましては、
HEAVEN GIFTの担当さんから、

「Joytechから、初心者向けのMODアトマ一体型のスタータキットが出たんだけど、
 興味ある?あるなら送るわよ!?」

というお誘いがありまして、

私としては、まぁ興味はなくはないんだけれども、
本製品は、アトマが外れないので、当研究所の波形計測治具で
波形計測ができないし、どうしたもんかな~と思い…

「興味はあるけど、出力計測できないから、
 かなりライトな記事になっちゃうかもしれないけど、いいですか?」

とお伺いをたてたところ、

「いいよいいよ、好きにやっちゃいなさいよ!」

と、気前よく送っていただいた、 という感じでありました。


ですので、今回はいつものような、出力波形をあーだこーだ言うことはなく、
一人のユーザーとして、普通にレビューしつつ、思ったことを書こうかな、
と思います。

ですので、「eGo AIOの出力が実際どんなものか知りたい!」てな目的で
ご訪問していただいたコアなAIOユーザー様のご要望には
残念ながら御答えできません
ので、ご容赦ください。w





1.見た目等

まず、箱なんですけれども、
ちょうど置いていたところの近くに、
同じJoytech製のスティックタイプのスターターキットがあったので、
気が付きました。

「あ、これeGo ONE VTと箱の規格が一緒だ!」

DSC_0045

Joytechさんの梱包の規格で決まっているんでしょうね。

中身のパディング材を変えて、同じ規格の箱へと収めております。

DSC_0047

 
サイズは、本スタータキットの方が、
短いし、細いしで小ぶりですね。

で、そのへんに合ったスティック(チューブ)タイプと並べてみました。

DSC_0049
 
PowerTube(写真右)だけ、アトマ無いんですけれども、
それでも一番でかいというw

対して、本スタータキットは、数あるVapeGearの中でもかなり小ぶりな部類だと思います。
所謂eGo無印なんかと比べると、 少し太いですが、でも同じレベルでしょうね。


普通の煙草のユーザーさんの乗り換えを期待するなら、
リキッドの保持量(2ml)やバッテリーの容量との兼ね合いからも、
このくらいが受け入れやすくて、ちょうどいいサイズなんだろうな、と思います。


他には、特徴としては、充電中や、Vaping中に、
インジケータとして、リキッドの保持部がLEDで光ります

DSC_0060
 

「え?いらなくない?」という方もいると思いますが、
多分、Joytechの社内で、
「どうせインジケータで光らせるなら、
すこしオシャレに光らしたほうが風情がある」
ということに
なったんでしょうね。w

個人的には、そんなにセンスは
悪くないんじゃないかな、とおもいます。(いや、ほんとにw)

すくなくとも、Vapeが実際の煙草を模した形だったころの、
先っぽが赤くLEDで光る奴よりはよっぽどマシだと思います。w





2.Tasting

で、実際に吸ってみました。

DSC_0058
 

リキッドは、MK-labのLABMEN ENEGY(通称シュタゲリキ)へニコチン添加したもの。


実際に吸ってみると、思ったよりも味や煙量は出ていると思います
ただ、当然ですけど、RTAやSUBTANKのプリメイドコイルと比べると、
フルーツ風味の出方が今一歩ほしいな、と感じました。


プリメイドコイルは0.6[ohm]とのことですが、
ソコから考えると、出力電圧は3.7Vも出ていないのでは?と感じました。

もしかしたら、出力を抑えることで、
電池の持ちを良くしようと狙っているのか?…とか考えると、
出力計測したくなってくるので、やめときます。w





3.総括 eGo AIO

・小さい
・アトマMOD一体型
・内蔵電池
・出力調整なし
・漏れに強いタンク/コイル構造
・リキッドはね防止構造のドリップチップ


…等々の特徴をもつ本スターターキットですが、
Vapeなんかにぜ~んぜん興味のないおじさんへのプレゼントとしては、
正にうってつけで、優秀なんじゃないかな、と思います。

本Blogを頻繁に訪問して下さっている
ハードコアなVapeユーザーさん方には、
どうにも物足りないと思われること確実かと思いますが、

Vapeをまったく知らない人からしてみたら、
我々が感じる物足りなさは、
むしろ煩わしさとしか感じないのではないだろうか、
と私は思っています。

それよりだったら、
リキッド入れて、スイッチ押して、ハイ吸える!
吸ってない時は、モバイルバッテリーで充電しとけばOK!
くらいの手軽さこそ、入門用に求められる重要な要素だと思います。


価格も、HEVENS GIFTでは$20と、とてもお手軽な値段なので、
太っ腹なあなただったら、Vape布教用にいくつか
手元にあっても良いかもしれませんね。

IQ●S(9,980[JPY])やPL●●M TE●H(3,600[JPY])と
比べても、断然お得です。
リキッドと合わせてもお釣りが来ます。


「家族が気にするから家の中では吸えない」

「禁煙外来で、終わりのない搾取の餌j(ry

というような、お父さん方へのプレゼントとして、
まずはスローヒットがそこそこ強いメンソ系のリキッドと一緒に。

その後、Vapechkさん等、英語が苦手な方でも、
日本語でニコリキが買えるサイトでのリキッドの買い方を伝授すれば、
あとは、もう沼へのレールに載せたも同然です。


まずは色々なリキッドを試してもらって、
こういうのがおいしいな~…とお気に入りのリキッドを見つけ、
じわじわとはまってきた頃に、そのお気に入りリキッドを、
あなたがビルドした渾身のドリッパーで、

「ほら、これで吸ってご覧よ。機材がちょっと違うだけでもぜんぜん味が違うんだよ。」


と、一撃お見舞いしてやる。

え?なにこれおいしい…あと、なんだろう。
 このでかい電子タバコすごくかっこいいかも…



イチコロです。




…あとは自重沼の深みへと自然にはまっていく様子を、
以前の自身の姿を重ねながら、
温かい目で見守るだけです。


…といったところで、周りにVaporな知人がいなくて寂しい思いをしている貴方。
今年はご友人の誕生日に、

沼での楽しい泥遊びの招待状として、
eGo AIOは如何でしょうか?


あくまで、相手の体を気遣ってる風に勧めることがポイントです。
 


Joytech eGo AIO
$20.00
HEVEN GIFTS



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こんにちは!rujiAです。

本日は、Starplat搭載MODRUSMODの解析記事の最終章です!

00-02
 
■過去記事■
[Mod Analysis]RUSMOD (Starplat) vol.1
[Mod Analysis]RUSMOD (Starplat) vol.2[Mod Analysis]RUSMOD (Starplat) vol.4

では、前回の続きから参りましょう!

3.[vsDNA40]Breathing Testによる制御系評価

さて、前回の記事では、
DNA40を、 常人が乗ったスポーツカー
かたや、本MODことStarplat基盤を、
腕利きドライバーが乗った軽自動車に例えて表現しました。


ポイントは、
1.DNA40の方が、制御周期は速い
2.Starplatは、制御周期はすごく遅いけど、予測制御してるっぽい

 (車の運転の例えで言うと、玄人ドライバーの長年の勘、的な) 
3.Starplatの開発者は、普通のVaping用途だったら、
 ソコソコの制御周期で予測制御すれば十分TCが成り立つはず!と考えていると思う。


といったところかと。

で、本章では、実際ガチンコで比較したらどうなんだろうね?
ってところに迫る内容になっています。


それでは、本編を語らせていただきましょう!レポートのスクリーンショットです。


05-00

特徴の表を拡大したものがこちら!

05-01

 
先に、ちょっと補足しておくと、
当Blogでお馴染みのBreathing Testですが、
RUSMODにはとても分が悪い評価方法となります。

なぜなら、既に制御周期が遅いとわかっているStarplatに対して、
反応速度の速さを評価する試験であるからです。

先の例で例えると、 スポーツカーと軽自動車のアクセルベタ踏みした時の
加速力を比べるようなものです。

なので、この表の結果も、Starplatの結果については、
若干甘めに評価をしているのが正直なところです。


それを踏まえても、結論としては、
TC時の温度の追従性や、反応速度に関しては、
明らかにDNA40の方が優れている、といえます。



特に、Starplatは反応速度が段違いで遅いです。


コイルに対して、息をフッ!とした時に、
DNA40は体感同時くらいの速度で出力が上がりますが、
本MODは、一呼吸おいてから昇圧し始めます。

しかも、ピーク電圧に達するまでに、
制御周期で3サイクル程度かかっているので、コイルの温度が下がってから、
目標の温度まで昇温するのに概ね1秒近くかかっていると考えられます。


1秒というのは、人間の感覚から言っても、
十分体感できる遅延で有ると思います。



なんでそんなに遅いのよ?

というと、Starplatは外乱に対する反応性能を、
そんなに重視していない設計方針
なのだろうと思います。

制御周期を250[ms]にすると決めた時に、
反応性能が悪い結果になるのはわかりきった結果だったはずです。


でも、Starplatの開発者はこう考えたのだと思います。

「温度の追従性能って、そんなに重要か?
 普段使いの軽自動車に、ゼロヨンのタイムとか求めないでしょ?」 

と。

確かに、普段使いの軽自動車に対して、スポーツ性や、
過剰なレスポンスを求める人は、少ないと思います。

TCでVapingする際に、求められるものといえば…
「安定した味だろ」、と考えたのではないでしょうか。


一方evolvはというと、
コイル温度=ミストの発生量=味なのである。
 だから、安定した味を求めるのならば、
 どんなコイルでも、リキッド保持量でも、吸い方でも、
 設定温度へ全力で追従するシステムこそ目指すべき姿なのである!

と考えていたのだと思います。


これ対してStarplatは、温度がビッタリ追従している状態でも、
出力電圧が抜けた際に、味が抜けることに気がついたのでしょう。
で、こう思うわけです。

「実は、コイル温度って、そこまで重要じゃないんじゃないか?
 それよりも、急に電圧を抜くような動きをさせると、味が抜けるから…
 コイル温度が急変しても、急に応答しないほうが実はいいんじゃないか?

と。

で、

 温度のフィードバックなんて、概ね追従できてりゃ良いと思う。
 むしろ出力はあんまり急変しない方がいい。
 
 

 じゃあ、制御周期はそんなに早くない方がいいよね。
 だから250[ms]の制御周期でいいや。

 

 あ、じゃあ安いCPU使えるじゃん!


みたいな流れだったんじゃないかと思います。



実際に、この応答性の悪さが影響する場面は
どういう場面かというと、
ドライ気味のコットンで、じわじわ焚いている時に急に吸うと、
ミストは薄いし、遅れて立ち上がって最後イガるようなことが
あると思います。

でも、実際の運用では、そうなる前に、味の薄さで気づいて
リキッドをチャージする人が殆どだと思うので、
実際そんなに問題にはならないだろうことは容易に想像できます


 
まぁ、つまるところ、本章をまとめると、

・フィードバック制御系としては、本MODはDNA40よりも劣っている。
・でも、実際吸った時がどうかというと、DNA40と同等レベルの性能は有ると思う。
・むしろ、出力が暴れない分、味は濃いかもね。

といったところですね。 






4.VW波形計測

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VWは、優秀な感じですね。
誤差考えても、18650一本の運用だったら、十分優秀と言える性能が有りました。









 5.出力波形のノイズについて
この章は、正直濁すべきか、かな~り迷ったんですが…

でも、ありがたいことに、依頼主のVapechk様に、
掲載許可を頂きましたので、書かせていただきたいと思います。

07-00


vol.2の記事にも書きましたが、本MODは、ものすごいノイズが多いです。
もともと、Vape用のMODは、4.2Vの電池から、高速でOn-Offして
高電圧を取り出す構造なので、ノイズが発生しやすい性質を持っています。

そんななかでも、本MODは、
正直、私がこれまで計測したMODの中で段違いでノイズが多かったです。


でも、出力波形を見る限り、ノイズの中心にある本来の出力は
全然とっちらかっている様子がなかったので、恐らく制御基板上は、
ノイズがのっていないのだと推測しているのは、以前の記事でも書いたとおり。


じゃあ、このノイズはなんなのよ?というと、
恐らく、木製のボディに起因していると思っています。


私の今まで解析したMODは、大体がアルミや真鍮、
ステンレス等の金属製のMODでした。

金属はそもそも電波を通しづらい特性があることから、
制御基板が発生する電波(ノイズ)は、金属ボディによって
シールドされて、外に漏れていなかったのだと思われます。


一方、木や樹脂は、電波を通してしまいます。
当然、木材と樹脂から作られている本MODのボディも、
じゃんじゃん電波を通してしまうわけで、
私の計測環境は、このノイズを拾ってしまったのだと考えられます。


ノイズも、ものすごい奥が深い分野ですので、
私ではこんな程度の考察しか出来ませんが、
まぁ、そんなところで考えています。


仮に、MODの中で、制御基板を金属のケースやアルミの膜等で
閉じ込めてある構造だったら、殆どノイズは外には出ないであろうと思われます。


あ、ちなみに、本レポートのページや、既に前記事でも書いたとおり、
本ノイズは、Vapingする分には、殆ど影響がないと考えて良いと思います。

影響があるかもしれないのは、むしろ使用環境の外部の機器に対してで、
例えば
・医療機器の近く
・音や映像を収録する機材の近く
などでは、特に使用を控えたほうが良いと思います!







6.[総括]RUS MOD(Starplat)

08-00

解析をしてみて、感じたことなどです。
書いてある通りですね。


DicodesとStarplat、
同時期に発売された独自制御基板のMODで、
全然別の人が作ってるのに、フィードフォワードとフィードバックを強調させる、
という同じ手法にたどり着いたってのは、面白い事象だとおもいます。

しかもそれでいて、波形がぜんぜん違うし、
「TCのてこう在るべきだろ!」ていう思想も、全然違ってて、
ほんと、出力解析って面白いなと思いました。

貴重な機会を頂けました、Vapechk様には、
本当に感謝しております!


09-00









以上、RUSMOD(Starplat)の制御解析レポートでした。

いかがだったでしょうか?


超小型、かつ18650駆動で、いろいろな素材のTCのに対応している
Starplatは、Modderさんにとっては、とても興味深い品だと思います。

しかも、制御系のレポートでしたので、触れていませんでしたが、
Dicodesでは対応していないUSB充電にも対応しているので、
個人的には、この基盤を使った、
かっこいい普及機に登場してほしいなと思っています。


いまや、テクニカルといったらTC出来なきゃ話にならない、
みたいな風潮にありますが、
TCつきなら全部一緒かって言うと、全部のメーカーがぜんぜん違う波形で、
ほんと、面白い時期ですね!

しかも、多分、作ってる人たちも、「…ぶっちゃけTCってどういうのがいいんだろう?」と、
迷いながら設計しているところもありそうな雰囲気、と個人的には感じていて、
2016年は、独自基板メーカーがTCのストラテジをブラッシュアップしていく年
なるんじゃないかな、と思っています。

そんな中で、Starplatは、
「コレまでのTCののやり方は、
実際の運用で考えると、ちょっとやりかたズレてるんじゃねーの?」

と、一石を投じるような設計に感じました。

一方で、最近発売が発表されたDNA75は、
18650単体に対応したDNA200の改良機、といったところで、
最近のevolvは守りに入っちゃっているのかな~と感じています。

なので、個人的には、Starplatのような、常識に切り込んでいくような
メーカー同士が、競いあうように、どんどん新しい物を生み出して
切磋琢磨して欲しいと思っています。
(メシの種でやってる本人たちからしてみたら、溜ったもんじゃないだろうけど…w)





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