VAPE MOD研究所

電子タバコのMODの計測と評価…というニッチなジャンルの日記

タグ:Kangxin

こんにちは!rujiAです!

本日は、Kangxin MiniVF KX-50Dのレビューを行います。 

03質感的にはistick


こちらは、E-cigareteショップの、Angelcigs様よりご提供頂きました。
ありがとうございます。


00 logo

Thank you for the products offer!


1.Kangxin Mini VF KX-50D概要

さて、まずはKangxin MiniVF KX-50D(以下MiniVF)
概要から説明させていただきます。

こちらは、Kangxin社のオリジナルのテクニカルバッテリーModになります。
Kangxin社は、当Blogで以前紹介した、 Vapor Flask clone KX-40D
設計・製造しているメーカーになります。

上記、VFCloneは、Cloneながらも、制御基板や制御ロジックも、
Evolv社のDNA40を模しており、コイル温度に応じて出力を
自動調整してくれる、温度FB機能を完璧に動作してくれることは、
以前のBlog記事で描いたとおりになります。

本MiniVFは、VFClone同様、温度FBが出来るばかりか、なんと本家Evolvの
DNA40の出力上限40Wを上回る、最大出力50Wとなっております。

おそらく、DNA40をパクってインスパイアして作った、KX-40Dを作成した際の
ノウハウを生かしつつ、本家DNA40を超える製品を目指して、基板や制御、
そして外観をブラッシュアップして設計されたのが、
このMiniVFではないかと推測します。


2.外観等

パッケージは、こんな感じの厚手の紙の箱に入っております。
 02箱

中身は、MiniVF本体と、USBケーブル、簡単な英語のマニュアルが入っていました。


BT50@SMOKとMiniVF、VFCloneを並べてみました。
 04並べたトコロ

幅は、SMOKより少し小さいくらい。VFCloneの半分ちょっと、
といったところですね。

05上から510はバネ式 天井にランプ

 上から見たところ。
サイズの感じは、多分、SMOKのM50系と同じくらいかな、と思います。
(実は実物を見たことがない。)
上から見ると、VF形状のように、少しアールがかっているのがわかると思います。
MiniVFと名付けられた所以ですね。

このアールが、絶妙なホールド感をもたらしてくれます。

 ちなみに、側面の肌触りや、天井や裏側のクロムっぽい質感なんかは、
iStick系の雰囲気にとても似ています。

510コネクタは、スプリング式の自動調整タイプ。

510コネクタの上部にある透明の突起は、LEDインジケーターです。
パフボタンを押すと、ぼんやりと青く光ります。
09 インジケータ



 底の比較。
06 おしり マイクロUSBある
底に、VFCloneの泣き所だった、充電用のMicroUSBポートがあります。
やっぱりあると、便利なんですよね。
ちなみに、もくもく村のけんちゃんの話では今のKangxin VFCloneは
充電ポートがあるそうです。

07 電池蓋。ちょっと違う。

蓋も、材質が銅から材質変更がありました。
それだけではなく、形状変更もあったようで、
VFCloneのように、電池入れて閉めても蓋がはみ出たりすることはありません。

電池挿入部。
08 電池 Efestのラベルしんどかった

18650バッテリーを一本使いますが、挿入部の内径が結構タイトです。
Efeastのバッテリーを入れてみましたが、Efeast特有の
IDシールの厚みで、すんなり入りませんでした。("スっ"とじゃなくて、"ニュニュニュ~"っと入る感じ)


 3.使い勝手等

基本的には、DNA40シリーズと同様のコマンドで、同様の事ができます。
ただ、VFClone同様に、華氏表示(degF)のみで、摂氏表示(degC)にはできません。
まぁ、本家も摂氏表示は問題があり、華氏表示の運用が一般的なようなので、
気になる仕様ではありませんね。

それにくわえて、MiniVFオリジナル機能で、
インジケータが、なんとフラッシュライトになります。w
10 ライト
点灯コマンドは、非ロック状態で、+と-を長押しです。
結構明るいです。
枕元にあると、意外と便利かもしれません。

点灯中に、また+と-を長押しすると、今度は周期的に点滅します。
遭難したときなんかの夜間、ヘリに気がついたら、
こいつを使ってこちらの存在をアピールできるかもしれません。



念のため、各モードのコマンドを示しておきます。

17表

【注意】ロックについて
5ボタンロックについてですが、何故か、しばらく(数時間ほど?)ほっとくと、
勝手に解除されてしまうことがわかっています。
従って、持ち運ぶ際は、ケースなどにいれて持ち歩いたほうが、
トラブル防止の観点から良いかもしれません。
ちょっとイケてませんね。

ちなみに、イケてないついでに、ステルスモード時であっても
残念ながらインジケータはついてしまいます

11 ステルスでも光っちゃう



4.波形計測

さて、本Blogのメインコンテンツ、オシロスコープでの波形計測です。

14 計測風景

温度FBを評価するべく、Ni200でコイルを組みました。

28G 内径3.5mm 11lap で、0.132[orm]です。

12 計測用コイル

まずは、MiniVFに直挿し。
計測結果は、0.13[orm]です。なかなか悪くない精度ですね!

13 抵抗計測の精度よさ気


こちらを、アトマイザ治具に設置し、コットンにグリセリンを浸して、計測します。
ちなみに今回は、VFCloneで既にやったので、コットンバーンテストは行いません。

15 コイルアップ




【MiniVF 温度FBの出力波形】
目標温度:400F
出力上限:30W
の出力波形です。
 
01 温度FBしてる様子 [MINIVF 02-01to]グリあり 400F 30W
 コイル温度の上昇を検知して、出力を上げたり下げたりしている様子がわかります。

つまり、MiniVFもばっちり温度FBしてるっぽいです。

ちなみに、上記波形は電圧のみを示しているので、
温度に応じて変化するニッケルの抵抗値
を考慮すると、qeloさんの示す波形のように、
なだらかな右下がりのWattの曲線になるのかもしれません。
すくなくとも、MiniVFの液晶上の表示は、そんな感じになってました。 

ちなみに、同条件でVFCloneを計測してみました。

16 KX40
 
 【VFClone 温度FBの出力波形】
目標温度:400F
出力上限:30W
02kx40

少しMiniVFよりも波形がノイジーなのがわかるでしょうか?
また、出力波形の形状も、少し違って見えます。

おそらく、制御基板にのDC-DCコンバータのフィルタになっている
コンデンサ見直しや、制御ロジックの改良等があったのでは無いかと思います。

まぁ、多分味に差が出るほどのものではないと思いますが。
ただ、出力上限のリミット値のトコロを、40から50へ、
ソースをちょこっと変更…だけじゃなくて、
「モデルチェンジごとにちょこちょこ良くしてくぜ!」という、
Kangxinの技術者のみたいなものを、勝手に感じております。w 

いいですね、Kangxin。
応援したくなっちゃいます。


さて、いい感じだった温度FBに続いて、
普通のVWの評価もしておきたいと思います。

お次は、コイルをメタルクラッド抵抗の0.5[orm]に変えて計測します。
ただ、私の計測治具の抵抗分がのっかって、厳密には、"0.56[orm]"になりました。

【MiniVF VWの出力波形①上限】
上限:50W
抵抗値:0.56[orm]
38Vjpg
 なんでか、右肩上がりに出力がちょっとずつ上がっていますが、
まぁ、微々たるもんだし、尻下がりになるよりはマシってことで目をつぶりましょう。w

出力は、実測で約5.38[V]ほど出ていました。

オームの法則から、

電力[W] = (電圧[V])^2/抵抗[orm]

に当てはめると、

(5.38)^2/0.56 = 51.68643[W]

ということで、ばっちり約50[W]ちゃんとでてます。 


次に、下限側の測定です。 


【MiniVF VWの出力波形②下限】
上限:1W
抵抗値:0.56[orm] 
73Vjpg
 
下限側 は、素晴らしいほど安定していますね。
出力は、実測で約0.74[V](!?)。 

先ほどのオームの法則に当てはめると、

(0.74)^2/0.56 = 0.977857[W]

ということで、こっちもほぼ正確に1[W]でています


しかも、EvolvのDNA40は、下限電圧が公称1[V]ですから…
ソレが本当なら、なんと下限については、Kangxinの方が実力は上です。 

いいですねぇ!!このへんは、DNA40にも同様の計測をしてみたいところです。



5.総括 MiniVF
Kangxin自体、そんなにメジャーなメーカーではない(と私は思っている)ので、
なかなかはっきり言うのも勇気が入りますが…
すくなくとも、温度FB機としての性能は、悪いところが全く見当たりません。

上記に示したとおり、温度FB機能は完全に網羅できてるし、
上限50Wは、クラウドチェイスやるにしても、十分過ぎる出力だし、
下限出力も、1[V]以下まで絞ってくれるし…VFCloneのときも思いましたが、
このメーカー、設計に全然手を抜いてません。

しかも、ここVFCloneは購入以来2ヶ月半以上メイン機として持ち歩いていますが、
いままでバグらしいバグを見たことがありません。

しかも…とても安い
HB40を購入する値段で、MiniVFを2個買って
しかも結構お釣がきます。

まぁ、本家VFをいろんな面で、パクっているとはいえ、
それでも、形を小さくしたり、フラッシュライトをつけたり、
「最初はパクリだけど、本物よりもいいもの作るぞ!」っていう、
意思が見え隠れしてるあたりが、私は凄く好きです。
オーセンティックって呼んであげても、何も問題ないと思います。

(ただ、個人的にはインジケータはいらないと思う…wフラッシュライトはいいにしても…)

まぁ、まだまだ駆け出しのメーカーなので、
私がたまたま二回連続で当たりを引いてるだけで、
もしかしたら不良率は高いかもしれませんが、
それでも値段を考えれば、全然有りだと思います。


以上で、MiniVFのレビューと、解析を終わります。

Kangxin Mini VF KX-50D
$44.99

Angelcigs



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こんにちは。rujiAです。

前回の記事で、次はDNA30の記事書きます!なんていっておきながら…
…ごめんなさい、今回は違います。
今回はVapor flask DNA40 clone kangxin KX-40D、
本Blog内での通称Flask-KXの続編です。 

ツイッターで相互フォローして頂いている、うふふのけいちゃんさんから
"設定温度を振ってみて、コットンを空焚きしてみていただけませんか?"との
リクエストがあり、この検証を行います。

【検証の狙い】
Temperature protection、温度FBは、言うまでもなくコイルの温度を検知し、
設定温度以上にコイルが熱くならないように調整する機能です。 

つまり、 Flask-KXが実際に温度FBできていれば、コットンを空焚きした際に、
どこかの温度で、コットンが焦げなくなる温度が有るはずです。

もし、どこまで温度を下げても、コットンが焦げ付いてしまうようであれば、
「温度FBの成立が怪しいね」ということが分かります。

ちなみに、海外ではこの検証方法が流行っているようで、
Youtubeなんかで"Cotton Burn Test"で検索すると、
いくつか動画が出てきます。

設定温度はわかりませんが、
SMOK のM80では、コットンが引火して燃え尽きてしまうようで、
「Smokさん、いまいちだね」という評価であるようです。
 

ただ、実際の使用には美味しく吸える程度の成立性は有るようで、
Japan Vape TVさんなんかは、機能に対して高評価なようです。

ちなみに、本家DNA40では、こんな感じになるようです。
(14:40あたりで、結果が見れます。)


 設定温度に応じて、コットンの焦げ具合にグラデーションがかかっていますね。

【測定機材等】

1.アトマイザ治具
DSC_0471

今までの解析記事では、メタルクラッド抵抗をコイルの代わりに使用していましたが、
温度FB機を評価する際は、実際にNi200のコイルを使用して計測する必要があったため、
アトマイザを接続する治具を作成しました。

2.Ni200コイル
AWG27G、内径30mmの16LAPで1.55[Ω]ほどです。
DSC_0463

DSC_0459


以上を結線します。
ハーネス分の抵抗が増えますので、若干抵抗値が上がります。

DSC_0475



 【測定結果】
測定は、すべて出力上限25Wにて20秒程度通電を行いました。


早速ですが、結果の画像です、

まずは、400[degF]設定から、50[F]単位で200[F]まで測定しました。
SANY0001


400[degF] … すこし焦げ目がつく
350[degF] … すこしだけ色が変わる
300[degF] … 変化なし
250[degF] … 変化なし
200[degF] … 変化なし

400[degF]以下の設定においては、
コイルが真っ黒に焦げるようなことはありませんでした。

と、いうわけで、この時点でFlask-KXにおける、温度FBは成立している
判断することが出来ました。
上記全てにおいて、煙が発生することはなく、
400[degF]設定時において、すこし焦げた匂いがするくらいでした。


続いて、400[degF]設定よりも上の設定時における検証です。

SANY0008


こちらは、下記のような結果になりました。
600[degF] … 煙が発生した。焦げて焼き切れた。
550[degF] … 煙が発生した。明らかに焦げた。
500[degF] … 煙が発生した。焦げ目がついた。
450[degF] … 少し煙が発生した。500[degF]よりは薄めに焦げ目がついた。 

<番外編> 
温度FBオフ … 4秒程で出火!! コイル接触部分が燃え尽きる。 

SANY0011
(結構びっくりしました。)
 

と、いうわけで、 繰り返しになりますが、
Flask-KXは、温度FBを行っております。 

実際の使用においては、コットンがリキッドに浸っていることから、
350[degF]~500[degF]強くらいの設定がスイートスポットなんだろうな、
とおもいます。

コットン使用においては、550[degF]以上の必要性は無いのではないでしょうか…。

rujiAは380[degF]あたりで使用することが多いです。
当然ですが、ドライバーンによるイガり等は、発生したことがありません。

ちなみに、出力波形を見る分には、DC-DCコンバータにて
変圧を行っており、本家DNA40にちかいハードウェア設計なようです。

<出力波形:550[degF]設定時>
01-08 550F 25w 2s

 あとで制御手法については詳しく書く予定ですが、
ざっくり言えば、最初にガーッ!と電圧かけて、
温まったら弱電圧でじわ~っと電圧かけて、 
ちょっと冷えたら、ぱっ!ぱっ!ぱっ!と強めに電圧を
与えるようなイメージですね!(擬音を多用してみました。w)


ちなみに、コイルに対して息を吹きかけてみたら、
コイルの温度低下を検知して、電圧をあげています。
なかなか賢いですね。応答性も問題無いです。

01-09 380F 25w 2s 行きフー
「フッ!フッ!フーッ!」と息を吹きかけてみましたが、
私の息の吹きかけたタイミングに、25w相当の電圧まで
昇圧しているようです。


個人的には、なかなか好感が持てるCloneだと思います。
特に、制御基板と制御設計が、手を抜いていない印象です。

ま、生産ラインのおばちゃんは、手を抜いている可能性があるので、
オススメはしませんが、リスク(※)を理解出来る人で、
温度FB機種を試してみたい人には、ちょうどいい製品だと思います。

※リスク:例えば、中身の配線が雑だったら、なんだって起こりえます。使用者の感電や、電池の爆発…等 




今後は、時が来れば、本家DNA40の比較なんかも行う予定です。
YiHiや、M80なんかも、レンタルでも基板単体でも、提供してくださる方がいれば、
出力を計測して、記事にいたしますよ!
 

こんにちは。rujiAです。

…これまで数回に渡り、X6についての解析記事を書いていて、
未だ完結に至っていない当Blogですが、ここで別のMODについての記事を書いちゃいます。

なぜなら、新しいMODが昨日届いて、個人的に今HOTな話題だからです!
X6の記事も、そのうち完結させますが、まずはさわりの部分だけ、
このMODについて記事を書かせていただきます。

今回は、最近の日本のVapeシーンで流行っている
温度フィードバック機能(以下温度FB)MODである、↓について書きます!

 DSC_0322

このMODは、本家温度FB基板であるDNA40を搭載した、
Vapor flask V3 を模した 製品です。所謂Cloneですね

Cloneについては、いろいろな意見がありますが、
当ブログでは、あまりその辺に触れずに書かせていただきたいと思います。


この製品の制作は、KangxinというChinaの企業で、
MODの挙動を観察した限り、中身の基盤もDNA40とは別のものが入っている様です。
その辺を主張したいのか、電源投入時のオープニング画面で、"KX-40D"と表示されます。



00 opening 基板名


本Blogでは本家Vapor Flask V3と呼び分けるために、
便宜上このCloneを、Flask-KXと呼ばせていただきたいと思います。

今回は、このFlask-KXのファーストインプレッションについて書くことにしまして、
出力特性については、以降の記事にて詳しく書きたいと思います。


では、早速書いていきましょう。


ちなみに、購入は、下記サイトで行いました。
VF V3 Style Temperature Protected 40W Clone - Black@Focalecig.com



【パッケージ】
DSC_0311
VAPEグッズでありがちな、厚手の紙でできたパッケージです。
ところどころボコボコと打痕のような凹みが有り、私の手元に来るまでの
長旅の様子を想像させます。

【開けたトコロ】
DSC_0314
なんでか、"もしかして、店頭でディスプレイしてた?"と思うくらい、
ホコリが表面につきまくってました。なんか、糊のようなものでベタベタしている部分もあったので、
パーツクリーナーで拭いておきました。The 中華!ってかんじで、なかなかワクワクさせる演出です。w


【見た目や大きさ等】

手にとってまず最初に感じた印象は、
"あれ?意外と小さいんだな"という事です。
18650サイズの電池を2つ使うし、
形状から、本物の酒壺くらいだろうから、
Nintendo DSくらいのサイズかと思っていましたが、
実際には、手のひらに収まるサイズと言っていいと思います。

BT50と比べると、確かに横幅が有りますが、
格で言えば、個人的には、HANAのDNA30やBT50と同じクラスと思ってもいいと思います。
DSC_0315

そして、何よりこの酒壺の形状が、最高に絶妙です。
指がMOD全体を覆って、人差し指に丁度パフボタンがきて、
裏側は、親指の腹が丁度ハマってホールドしやすいようになっています。

本当に、酒壺の形状でVape作った、本家Flaskmanさんは天才だと思いました。
DSC_0347-2
…、と思ったけど、よく考えたら、
そもそも酒壺の形状を作った人が、まずは天才ですね。w

とにかく、この形状は、デザイン重視のものではなくて、
ホールド性を追求した結果の究極の形と言っても過言ではないと思います。

まぁ、そんなわけで、見た感じはバリとかもないですし、
適度に重みもあって、質感はそんなに悪く無いと思います。

けれど、外見上の残念なポイントが一つありました。

【残念ポイント1:電池蓋】
私はFlask-KXに、フラットトップの電池を使っているんですが、
背の低いフラットトップでも、電池蓋が締まりきれなくて、少しはみ出ています。
SANY0007-2

なんていうか、Cloneらしいといえばらしいんですが、
てっきりガワは完全コピーかと思っていたのに、なんでこんなことになっているんだろう…
海外の比較記事でも、"Cloneは本家Flaskよりも、若干背が小さい"との記載があった気がしたので、
ここにそのしわ寄せが来ているのかもしれません。


【中身】
外見は、そこそこ立派なんですが、
中の処理がテキトーだと、感電するかも…と少しばかり恐ろしくなりまして、
早速開けてみました。

DSC_0338


液晶のガイドステーの精度とかは、問題なさそうです。

DSC_0339

中身の配線は、お世辞にも丁寧とは言いがたい仕事です。
線も、ムダに長くて押し込めてあったりするし、
ポディング材も、取り敢えずてんこ盛りです。

まぁでも、無いよりはてんこ盛りのほうがいいし、
一応ポディング対象の場所を見ても、
絶縁のためのツボは抑えてありそうだったので、
開けてみてひとまず安心しました。


ただ、この感じだと、このCloneがある程度流行ったりなんかして、ラインの負荷が上がると、
作業者的にはどんどん雑になっていくと思うので、
Flask-KXの全部が、平気か?といえば、確実にNoだと思います。

本物のVapor Flaskは、このへんはもっときれいなんじゃないかな、と思います。
(WEBで分解写真探しましたが、無かったので確認はできず)

中身に関しては、値段なりと言ったところでしょうか。

基板も引き抜いて見た目の写真を撮ろうかと思いましたが、
引き抜いたら後戻りが大変そうだったので、やめておきました。

【残念ポイント2:充電ポート】


これね…ほんとうに残念なんですが、

無いんですよ。充電ポート…。



DSC_0316-02

本家は、背面に有るようなんですけどね…
rujiAは、BOX-MODはUSBで充電して、
電池を入れ替えずに運用するスタイルだったので、
ちょっと不便です…。

そして、まともな充電器を持っていなかったので、
昨日さっそくAmazonで充電器を購入しました。(お急ぎ便でw)

<余談>
多分、私が購入したFocalecigは、この点について気づいているようで、
私の購入したMODのページでは、↑のような背面の写真の公開がありません。
全部、表側だったり、絶妙に手で隠したりしていて、気づかないように写真を撮っています。
…よく考えていますね。w



【その他】
ひとまず、すでに買ってあったNi200でコイルを巻いてみました。
DSC_0320
はじめての非Microcoilのビルドでしたが、
意外とうまくいきました。ただし、抵抗は若干低めの1.1[ohm]となってしまいました。
Niは、冷間時の抵抗値が本当に低いですね。

で、肝心の温度FBですが、液晶の挙動や、煙の出方を見る限り、
ちゃんと機能出来ているようです。

そして、昨日から丸1日かった限りでは、
急にリセットしたり、吸い始めでバッテリーの警告がでるようなこともなく、
安定して運用できています

その他、細かい挙動もチョイチョイ本家DNAとは
違う部分があるようなので、おそらく、現在発覚している、
本家DNAのSoftware bugなんかも、コイツに限っては、
無いんだろうなと思っています。

Kangxinさん、なかなかやりますね…
(摂氏表示の切り替え機能はなかったが。w)

Vapor Flask DNA40のCloneについては、いくつか種類があるようですが、
私の手元にあるFlask-KXは、パッケージこそ違うものだったものの、
その他の特徴から、下記の物と同じものではないかと考えています。

Vapor Flask V3 Clone Review@Vaping Cheap
Vapor Flask DNA 40 Clone Review @Youtube

Flask-KXについては、海外では上記以外にも、
レビューされている方が多くて、しかも、以外に好評が多いです。

本家Vapor Flask DNA40の最大の特徴である、
温度FBがちゃんと動作しているためだと思います。

 
かくいう自分も、1日つかった限りでは、思っていたよりもデキがよく、
割と気に入っているというのが正直なところです。
(ステッカー貼っちゃったりしてます。w)
SANY0006-02


ただ、個人的には温度FBが、コーヒーリキッドでタール状の物質が発生する現象
に対する決定的な解決策になったらいいな、と期待していたのですが、
いろいろ試した限りでは、あのドロドロは温度に関係なく、リキッドの消費量に対して、
比例して発生するようですね…

DSC_0351-02

まぁでも、普通のBOX-MODとMicrocoilでガンガン吸うよりは、マシなのかも?
もう少し、いろいろ試して検討してみるつもりです。


ひとまずは、こんなところでしょうか。
ファーストインプレッションとしては、ひとまず以上になります。


[余談]
次のMOD解析記事を、X6の最終編にするか、Flask-KXの性能評価編にするか、
 それともDNA30の記事にするか、迷っております・・・。

今だったら絶対Flask-KXの方が旬だよなぁ~…なんて思ってはいますが… 
うふふのけいちゃんさんからも、試験のリクエストが有ったので、
DNA40の記事かなぁ、やっぱり。 

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