こんにちは!rujiAです。
さて、今回で4回めになるX6の解析記事になりますが、
なんやかんやで長引いてしまっていますねぇ。
私の記事を書くスピードも早くなくて、ちょっとまったりしすぎかな、と思います。
(申し訳ないです。)
「そもそも、X6なんて終わってるMODに時間かけてんじゃねーよ!」って
思ってらっしゃる方もいるとは思います。
ですが、まずは、私のVape遍歴の最初のMODであり、
他のMODの評価の基準となっている(た)X6に対して
じっくり語っておきたいと思っています。
ちなみに、X6について語ったら、
次はDNA30について書きたいと思っています!
(乞うご期待!)
ひとまず、前回までのおさらいで、解析結果言えること↓。
これまで、過去記事にて、1.~3.まで説明しました。
過去記事はこちら↓。
[Mod Analysis]Kamry?社 X6 Vol.1
[Mod Analysis]Kamry?社 X6 Vol.2 -PWM制御解説編-
[Mod Analysis]Kamry?社 X6 Vol.3
では、さくさく進めたいと思います。
【4.最大パフ時間は10[sec]。】
そのまんまですね。
通電時間が10秒以上あった場合は、自動でカットしてくれる機能があります。
制御設計マニアとしては、設計者に10秒っていう時間の妥当性
を問い詰めたいところですが、まぁ概ね10秒も吸い続けるような人なんて
おらんやろ、ってことなんでしょうね。
このへんは、EleafのiStickも同じく10秒で自動で通電が切れます。
クラウドチェイサーな方は、いらんことしやがってとなるんでしょうかね。
ちなみに実波形はこちら。↓
何れも下記設定で測定しております。
【出力設定:中(紫)】
【出力設定:高(青)】
[Note]
【出力設定:中(紫)】にて波形が縞模様になっているのは、
モアレとよばれる表示上の現象のためで、
独特の制御をしているとかいうわけではありません。
【5.抵抗計測はしていない。(少なくとも制御には使っていない)】
これは、以降の6.と7.にも関係ある話なんですが、
書いている通り、X6はアトマイザの抵抗値に合わせて、
出力を調整するような機能がありません。
X6の公証出力電圧とは、
あくまで、抵抗無し時のX6からコイルへの入力電圧が、
各出力設定値、(4.2/3.8/3.3 [V])なのであり、
真の回路(コイル)に対する出力電圧は、出たとこ勝負な設計となっています。
まぁでも、VVなMODってもしかしてみんなそうなのかな?
すくなくとも、手持ちのDNA30は、目標Wに追従するために、
コイル抵抗に合わせて、MODの出力を調整しています。
(他のVV機種については、将来的に、
iStickの解析記事の時にでも掘り下げてみましょう。)
以下、例として、各コイル抵抗時における出力高(赤)の
実際のコイルに対する電圧値の実波形を載せます。
画像の波形画面左下あたりにある"Vmax"の数字に注目してみてください。
【コイル抵抗:∞[ohm](アトマイザ無し)】
【コイル抵抗:1.5[ohm]】
【コイル抵抗:1.0[ohm]】
【コイル抵抗:0.5[ohm]】
(!注意!X6のサブオーム通電は、推奨外です。よいこはまねしないでね!)
もちろん、出力波形の周期とDutyは、各抵抗値の波形すべて変わらず、
25[ms]の73.3[%]です。
X6は、PWM制御でのパルス変調のみを電圧の調整手法として
いるようですので、この時点で、アトマイザのコイルの抵抗の
ことは、特になーんも考えてないんだろうな、ということがわかります。
Vmaxを表にすると、↓のようになります。
【Vmax表】
もし、抵抗に応じて、回路に対する電圧を常に、設計電圧としている設計ならば、
せめて1[ohm]より上の抵抗時はすべて同じ出力になるかと思いますが、
上記結果では、そうはなっていません。
まぁ、つまり、出たとこ勝負な設計なわけです。
…まぁ、当時はこれでもよかったんでしょう。
私は当時のことは知りませんが、VVが出た時点で、かなり革命的だったようですしね。
メカMODチックに、とにかくバッテリーの実力やヘタリ具合なりに出力
するしかないようなものから考えれば、三段階出力が調整出来るだけマシです。
その点、 最初に昇圧回路とフィードバック機構を取り入れた
テクニカルMODは優秀ですね。
最近は、温度F/B制御が、VAPE界の最新トレンドですが、
当時はかなりのイノベーションだったと思います。
(私もリアルタイムではないけれど、DNAを最初に触った時は、"すげー!"って超びっくりしました。)
最初に開発した人(会社)は、一体誰だったんでしょう。
レベルの高さで言えば、Evolv社なのかなぁと思っています。
【ちょっと脱線】
VAPECHKさんで、
VAPECHK「ぼくの考えたさいきょうのMODを買う権利をやろう」係というのを
やっているようなんですが、次のVAPEの電子制御のトレンドについて、考えてみました。
以前もちょっと書きましたが、いずれ流行りとして来るのは、
エアフローフィードバックコントロール(以下AirF/B)かな、と思います。
狙いは何なの?というと、「ミストの濃さを自動調整してくれる」ということです。
現在トレンドの温度フィードバックの狙いは、極端な話、
「焦げの防止」が最大の目的だとrujiAは認識しています。
これっていうのは、焦げ=マズーと考えると、温度制御は、
不味いを防止する受動的な機能であるとrujiAは考えています。
上記に対して、AirF/Bは、美味さをアクティブに実現することができる機能
になると確信しています。
美味さは、ミストの好みの濃さである、とrujiAは思っています。
つまり、AirF/B制御は、ミストの濃さを任意の濃さにコントロールするんです。
じゃあ、濃さってどうやってコントロールできるの?というと、
要は人が吸っている量に対して、コイルの通電時間や
出力電圧を調節してあげればいいんです。
具体的な手法としては、例えば、下記のようなのを考えています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.ユーザーが、アトマを加えて、吸い込む
2.その際、アトマイザ内のセンサにて、時間あたりの吸入空気量([g/time])を算出
3.上記、吸入空気量に応じて、予めユーザーが設定した好みの濃度になるように、
出力電圧/通電時間を算出して、コイルに通電。
4.いつ吸っても、丁度いい濃さでウマー!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
…どうですか?もちろん、乗り越えるべき課題は多いですが、
Vapeが美味くなるために進化し続けていくならば、必然的に辿り着く手法に違いないと、
rujiAは考えています。
当然、一番のネックになるのは、アトマイザ内に設置するセンサでしょう。
多分、アトマイザのサイズで吸入量を算出するなら、
薄い金属片に歪みゲージを貼り付けたセンサで、アトマイザ内の空気圧を
測定する方法(一部ではSpeed dencity方式と呼ばれています)を使用することになると
思いますが、日本国内のセンサメーカーによる空気圧計は、そこそこのお値段がします。
(末端価格で1万円くらい?)
それだと、アトマ単体でもへたしたら3万とかになっていまうかもしれませんね。
なので、チャイナのメーカーさんが、そのへんをどう安く作ってくれるか?
というところにかかっていると思います。
アトマのエアフローを、実測したことはないので、
なんとも言えませんが人の肺活量の範囲をかんがえたら、
実は作っちゃったら安くできちゃう可能性もあるんじゃないかな、と思います。
もし実現するなら、Evolvみたいに、自社で開発した技術を
いろんなMODメーカーに提供するスタイルがいいんじゃないでしょうか。
絶対高くても、現在のVAPE沼にハマってらっしゃる方々をみていると、
買う人は絶対いるだろうな~と思います。
未来の技術を提案(妄想) するのは、どんなジャンルでも面白いものですね。
VAPECHKさんにお願いすれば、作ってもらえるのかな?w
さて、今回で4回めになるX6の解析記事になりますが、
なんやかんやで長引いてしまっていますねぇ。
私の記事を書くスピードも早くなくて、ちょっとまったりしすぎかな、と思います。
(申し訳ないです。)
「そもそも、X6なんて終わってるMODに時間かけてんじゃねーよ!」って
思ってらっしゃる方もいるとは思います。
ですが、まずは、私のVape遍歴の最初のMODであり、
他のMODの評価の基準となっている(た)X6に対して
じっくり語っておきたいと思っています。
ちなみに、X6について語ったら、
次はDNA30について書きたいと思っています!
(乞うご期待!)
ひとまず、前回までのおさらいで、解析結果言えること↓。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
【解析結果】Kamry? X6はこんなMODでした
1.電圧調整方法は、PWM制御によるもの。
2.PWMの周期は25[ms](0.025[秒]/周波数40[Hz])。
3.出力電圧の考え方は、実行電圧値。(Vrms。非Vavg。)
4.最大パフ時間は10[sec]。
5.抵抗計測はしていない。(少なくとも制御には使っていない)
6.アトマイザ断線検知/バッテリーショート等のフェールセーフ機能はない。
7.バッテリー保護のための低電圧検知制御有り。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
これまで、過去記事にて、1.~3.まで説明しました。
過去記事はこちら↓。
[Mod Analysis]Kamry?社 X6 Vol.1
[Mod Analysis]Kamry?社 X6 Vol.2 -PWM制御解説編-
[Mod Analysis]Kamry?社 X6 Vol.3
では、さくさく進めたいと思います。
【4.最大パフ時間は10[sec]。】
そのまんまですね。
通電時間が10秒以上あった場合は、自動でカットしてくれる機能があります。
制御設計マニアとしては、設計者に10秒っていう時間の妥当性
を問い詰めたいところですが、まぁ概ね10秒も吸い続けるような人なんて
おらんやろ、ってことなんでしょうね。
このへんは、EleafのiStickも同じく10秒で自動で通電が切れます。
クラウドチェイサーな方は、いらんことしやがってとなるんでしょうかね。
ちなみに実波形はこちら。↓
何れも下記設定で測定しております。
■アトマ抵抗値…1.5[Ω]
■1time/div…2000[ms]
【出力設定:低(赤)】 【出力設定:中(紫)】
【出力設定:高(青)】
[Note]
【出力設定:中(紫)】にて波形が縞模様になっているのは、
モアレとよばれる表示上の現象のためで、
独特の制御をしているとかいうわけではありません。
【5.抵抗計測はしていない。(少なくとも制御には使っていない)】
これは、以降の6.と7.にも関係ある話なんですが、
書いている通り、X6はアトマイザの抵抗値に合わせて、
出力を調整するような機能がありません。
X6の公証出力電圧とは、
あくまで、抵抗無し時のX6からコイルへの入力電圧が、
各出力設定値、(4.2/3.8/3.3 [V])なのであり、
真の回路(コイル)に対する出力電圧は、出たとこ勝負な設計となっています。
まぁでも、VVなMODってもしかしてみんなそうなのかな?
すくなくとも、手持ちのDNA30は、目標Wに追従するために、
コイル抵抗に合わせて、MODの出力を調整しています。
(他のVV機種については、将来的に、
iStickの解析記事の時にでも掘り下げてみましょう。)
以下、例として、各コイル抵抗時における出力高(赤)の
実際のコイルに対する電圧値の実波形を載せます。
画像の波形画面左下あたりにある"Vmax"の数字に注目してみてください。
【コイル抵抗:∞[ohm](アトマイザ無し)】
【コイル抵抗:1.5[ohm]】
【コイル抵抗:1.0[ohm]】
【コイル抵抗:0.5[ohm]】
(!注意!X6のサブオーム通電は、推奨外です。よいこはまねしないでね!)
もちろん、出力波形の周期とDutyは、各抵抗値の波形すべて変わらず、
25[ms]の73.3[%]です。
X6は、PWM制御でのパルス変調のみを電圧の調整手法として
いるようですので、この時点で、アトマイザのコイルの抵抗の
ことは、特になーんも考えてないんだろうな、ということがわかります。
Vmaxを表にすると、↓のようになります。
【Vmax表】
もし、抵抗に応じて、回路に対する電圧を常に、設計電圧としている設計ならば、
せめて1[ohm]より上の抵抗時はすべて同じ出力になるかと思いますが、
上記結果では、そうはなっていません。
まぁ、つまり、出たとこ勝負な設計なわけです。
…まぁ、当時はこれでもよかったんでしょう。
私は当時のことは知りませんが、VVが出た時点で、かなり革命的だったようですしね。
メカMODチックに、とにかくバッテリーの実力やヘタリ具合なりに出力
するしかないようなものから考えれば、三段階出力が調整出来るだけマシです。
その点、 最初に昇圧回路とフィードバック機構を取り入れた
テクニカルMODは優秀ですね。
最近は、温度F/B制御が、VAPE界の最新トレンドですが、
当時はかなりのイノベーションだったと思います。
(私もリアルタイムではないけれど、DNAを最初に触った時は、"すげー!"って超びっくりしました。)
最初に開発した人(会社)は、一体誰だったんでしょう。
レベルの高さで言えば、Evolv社なのかなぁと思っています。
【ちょっと脱線】
VAPECHKさんで、
VAPECHK「ぼくの考えたさいきょうのMODを買う権利をやろう」係というのを
やっているようなんですが、次のVAPEの電子制御のトレンドについて、考えてみました。
以前もちょっと書きましたが、いずれ流行りとして来るのは、
エアフローフィードバックコントロール(以下AirF/B)かな、と思います。
狙いは何なの?というと、「ミストの濃さを自動調整してくれる」ということです。
現在トレンドの温度フィードバックの狙いは、極端な話、
「焦げの防止」が最大の目的だとrujiAは認識しています。
これっていうのは、焦げ=マズーと考えると、温度制御は、
不味いを防止する受動的な機能であるとrujiAは考えています。
上記に対して、AirF/Bは、美味さをアクティブに実現することができる機能
になると確信しています。
美味さは、ミストの好みの濃さである、とrujiAは思っています。
つまり、AirF/B制御は、ミストの濃さを任意の濃さにコントロールするんです。
じゃあ、濃さってどうやってコントロールできるの?というと、
要は人が吸っている量に対して、コイルの通電時間や
出力電圧を調節してあげればいいんです。
具体的な手法としては、例えば、下記のようなのを考えています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1.ユーザーが、アトマを加えて、吸い込む
2.その際、アトマイザ内のセンサにて、時間あたりの吸入空気量([g/time])を算出
3.上記、吸入空気量に応じて、予めユーザーが設定した好みの濃度になるように、
出力電圧/通電時間を算出して、コイルに通電。
4.いつ吸っても、丁度いい濃さでウマー!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
…どうですか?もちろん、乗り越えるべき課題は多いですが、
Vapeが美味くなるために進化し続けていくならば、必然的に辿り着く手法に違いないと、
rujiAは考えています。
当然、一番のネックになるのは、アトマイザ内に設置するセンサでしょう。
多分、アトマイザのサイズで吸入量を算出するなら、
薄い金属片に歪みゲージを貼り付けたセンサで、アトマイザ内の空気圧を
測定する方法(一部ではSpeed dencity方式と呼ばれています)を使用することになると
思いますが、日本国内のセンサメーカーによる空気圧計は、そこそこのお値段がします。
(末端価格で1万円くらい?)
それだと、アトマ単体でもへたしたら3万とかになっていまうかもしれませんね。
なので、チャイナのメーカーさんが、そのへんをどう安く作ってくれるか?
というところにかかっていると思います。
アトマのエアフローを、実測したことはないので、
なんとも言えませんが人の肺活量の範囲をかんがえたら、
実は作っちゃったら安くできちゃう可能性もあるんじゃないかな、と思います。
もし実現するなら、Evolvみたいに、自社で開発した技術を
いろんなMODメーカーに提供するスタイルがいいんじゃないでしょうか。
絶対高くても、現在のVAPE沼にハマってらっしゃる方々をみていると、
買う人は絶対いるだろうな~と思います。
未来の技術を提案(妄想) するのは、どんなジャンルでも面白いものですね。
VAPECHKさんにお願いすれば、作ってもらえるのかな?w
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